なぜローグワン監督はギャレスエドワーズなのか?モンスターズ/地球外生命体の感想

2016年12月16日公開のスターウォーズのスピンオフ映画『ローグ・ワン』。監督を務めるのはギャレス・エドワーズだ。一部のファンの間ではローグ・ワンには期待するものの監督には不安を感じるという声も。

 

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ギャレス・エドワーズ監督といえば『GODZILLAゴジラ』で有名だが、実際に監督として評価を受けるきっかけとなったのはデビュー作『モンスターズ/地球外生命体』だ。

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監督賞、プロダクション賞、新人賞、技術貢献賞、オースティン映画批評家協会賞をギャアレス・エドワーズが受賞した。

低予算の作品でありながらもこの作品が高く評価されギャレス・エドワーズは監督としての注目を一気に集めた。

で、実際にモンスターズを観てみた

ギャレス・エドワーズの作品がどんなもんかなと思って、何で心配されるのかと思ってデビュー作『モンスターズ/地球外生命体』を観てみました。

影技

まず凄いと思ったのが映像の撮り方。何というか「撮り方」で恐怖感を与える感じ。CGとかで迫力出さなくても十分恐怖感が伝わってきました。ちなみにこの映画、制作費は50万ドルで仕上げたみたいです。

今回のローグ・ワンでは帝国軍の強さと威圧感、恐怖を存分に出して欲しいのでここは期待できます。実際に予告を見てみるとAT-ATの下からのアングルとかヤバイですね。モンスターズと通じるものがありました。

現実的な感じ

モンスターズのあらすじ↓

地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破する。その直後から謎の生物が増殖し、メキシコの半分が危険地帯として隔離される。それから6年後、メキシコでスクープを狙うカメラマンのアンドリュー・コールダーは、現地でケガをした社長令嬢サマンサ・ワインデンをアメリカとの国境まで送り届けろと、上司から命じられる。

地球外生命体っていう非現実的なストーリーを描いているはずなんだけど、すごく現実的でした。この撮影では、ロケでは予め許可を取らないで普段の状態そのままで撮ったらしく、エキストラたちもその当時にたまたま居合わせた一般人を使ったらしいです。

そこがいい感じにリアリティを出してたのかな。

人間的な部分(ネタバレ注意)

ギャレスエドワーズがローグ・ワン監督として心配される一つの理由は、映像に走るんじゃないかっていう部分。実際GOGZILLAでは途中から人間たちはそっちのけでムートーとゴジラが戦いまくるっていう。ゴジラはもっと人間的な部分が描かれるべきだっていう意見も。(ただゴジラの迫力は半端じゃない。)

一方、デビュー作の『モンスター』ではこの人間的な部分がすごく丁寧に描かれていました。終盤主人公たちは『モンスター』よりももっと『現実』を恐れているんだっていうのが伝わってきました。離婚して息子とあまり合わせてもらえず「父親面しないでね」と言われる記者のコールダーの。婚約をしているが婚約者と心を遠くしているサマンサ・ワインデン。それぞれの葛藤が繊細に描かれていました。

ストーリーがはっきりしていない

そしてこのモンスター、見終わった後に「で、何なの?」みたいな余韻が残るんです。個人的にはこういう分かりづらい映画は嫌いじゃないですが、好き嫌いは分かれると思います。

人によって捉え方は違うと思いますが、私にとって序盤は危険地域の「メキシコ」が隔離されていて牢獄の中にいるような印象で、けど終盤は逆転して高い塀によって守られている「アメリカ」の方がよっぽど牢獄のような。。。自分でも気づかない内にそういう見方になっていたのが面白い。

なぜギャレス・エドワーズがローグワンに抜擢されたのか

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ルーカスフィルムが製作を決定するとすぐに、監督の選定にとりかかった。『モンスターズ/地球外生命体』の監督で、当時『GODZILLA ゴジラ』を撮っていたギャレス・エドワーズに白羽の矢が立った。エドワーズは早々に連れて来られたため、製作の早い段階でプロジェクトに関わることができた。

ゴジラ撮影中にローグ・ワン監督の話が来ていたようです。つまり評価されたのはゴジラよりも前の映画『モンスターズ』っていうことですかね。 

ギャレスエドワーズに期待する部分

製作チームは、オリジナルのスター・ウォーズ3部作の明確な倫理観とは真逆の「まるでその場にいるかのようなリアル感とスター・ウォーズのグレーな部分」を感じられるものにすることに決めた。

まるでその場にいるかのようなリアル感。。。

今回ギャレスエドワーズはウルトラパナビジョン70という特殊なレンズ(スーパー横長に撮れるレンズ)を使っているらしく確実に映像に走る予感w

内容に深みがあるのか分かりませんが、まぁ割り切ってジェダイのいない戦場でのドンチャン映像を劇場で楽しみましょう。 

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